お知らせ&トピックス
スロアウェイチップに必要な特性 後編
コラム
スロアウェイチップ(インサートチップ)を使用した切削作業で、安定した精度を維持するには必要な特性が6つあります。
硬さと粘り強さ、熱への耐性の3つは、すでにご紹介しました。
今回は残りの特性をご紹介します。
④化学的な安定
切削作業中には、スロアウェイチップに高温・高圧の負荷がかかります。
高温かつ高圧の環境下では、化学変化が起きやすいものです。
化学的な変化が起きてしまっては、切削作業に差し支えてしまいます。
⑤熱伝導率の良さ
スロアウェイチップは高温になりやすいため、いくら耐熱性に長けていても溜め込んだままは良くありません。
熱を効率よく外へ逃がすことが必要です。
熱伝導率が良いと、熱を溜め込みにくくなります。
⑥摩擦係数の低さ
摩擦抵抗が低ければ低いほど、滑らかな仕上がりに。
切り屑の排出もスムーズにできます。