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切削加工で高い精度に仕上げるには│熱による影響
コラム
加工した後の品質の高さを「精度」と言います。
μあるいはmmの単位で表現され、精度を測定するには以下のような道具が必要です。
● マイクロメーター
● 3次元測定機
精度に影響を与える要素が3つあります。
今回は、熱の影響についてご紹介します。
切削加工中は摩擦熱が発生するため、その熱により工具や材料が高温に。
金属は熱を帯びると膨張し、冷えると収縮する性質を持っています。
そのため、切削加工時の熱で膨らんだ金属を削ることも起こるでしょう。
材料が冷めた後に測定してみると、「想定よりも削りすぎてしまった」という事態に陥るのです。
熱による影響をできるだけ少なくするためには、材料の温度管理がポイントです。
長時間の連続した切削加工を避けるのも良いでしょう。
工具も材料も高温になりすぎないための対策をしましょう。