スロアウェイチップ（インサートチップ）は、使い続けて摩耗してきた際には、刃先を交換します。
研磨する手間がないので、初心者から熟練の作業者まで幅広く扱える点がメリットです。

スロアウェイチップが加工に問題なく活用するには、6つの特性が求められます。
今回は、3つご紹介します。

①硬さ
刃は、加工するものよりも硬くなければいけません。
加工物より硬さがない刃を使うと、欠けてしまいます。
②粘り強さ
切削加工では、加工したいものが回転したり上下に動いたりしています。
常に動いているものに刃が当たったり離れたりを繰り返すので、その衝撃に耐えられる強さが必要です。
③熱への耐性
加工物と刃が当たっている箇所は、摩擦が激しいのでとても高温に。
高温の厳しい環境下でも、精度が落ちない性質が求められます。

残り3つは次回ご紹介します。