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チップブレーカーの種類
コラム
チップブレーカーには形状によって「溝形」や「突起形」など、いくつか種類があります。
種類が分かれるのは、材料の性質やバイトの切削条件の送り量と切り込み量によって切り屑の状態が変わってくるためです。
旋盤加工は「連続加工」なので、切削面はバイトが常に接しています。
バイトが切削面から離れないため、切り屑は長くつながるケースがほとんどです。
切り屑がカールしたりまっすぐ伸びたりして、材料や作業者を傷つける原因に。
適切なチップブレーカーを選択して、切り屑を処理するようにしましょう。
最後に、2つのチップブレーカーの特長を簡単にご紹介します。
溝形のチップブレーカーは、すくい面に溝を付けただけの簡単なつくりです。
そのため、切りくずを分断できる加工条件の範囲が狭い点に注意してください。
一方で突起型は細かな設計によって作られているため、加工条件の範囲が広い特長があります。
加工する内容に合わせたチップブレーカーを選択できると、刃の切れ味維持や作業時間削減に期待できるでしょう。