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エンドミルの刃数と切り屑の排出
コラム
円形の穴を空ける用途で使用されることの多い、エンドミルには外周に刃が付いています。
刃の数は豊富にありますが、一般的には2枚・4枚・6枚のタイプを使用するケースが多いでしょう。
刃の数が変わると切り屑の排出の様子が変わります。
今回は、エンドミルの刃数と切り屑の排出性をご紹介します。
刃の数が多いと、「チップポケット」と呼ばれる溝が小さくなり、切り屑が詰まりやすくなることに注意してください。
チップポケットとは、切り屑の逃げ場のような空間のことです。
以下の図からも刃の数が増えると、チップポケットがどんどん小さくなるのがわかりますね。
少ない刃のエンドミルは、チップポケットが大きいため、切り屑の逃げ場に余裕があります。
排出性が高いため、工具の破損トラブルを抑えやすいでしょう。