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切削条件が適切かを判断するには
コラム
切削工程の条件が適切かを判断するには、切削で排出される切り屑の色を見てみましょう。
刃先を高速で回転させながら削っていくので、材料には摩擦や圧力がかかります。
かかった負荷により生じる熱は、酸化被膜という物質を発生させて光を乱反射させます。
酸化被膜の厚みは切削時の温度によって変化するため、切り屑がカラフルに見えるのです。
切り屑の色から判断できる切削時の温度は以下のとおりです。
【色と温度の目安】
色 | 温度 |
薄黄色 | 300℃ |
褐色 | 350℃ |
紫色 | 400℃ |
すみれ色 | 450℃ |
濃青色 | 530℃ |
淡青色 | 600℃以上 |
淡青色の切り屑が発生するときは、切削条件や工具が材料に合っていないと言えるでしょう。