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内径加工での切りくず対策
コラム
内径加工では切りくずの排出がうまくできていないと、中で詰まってしまいます。
中で詰まる理由には2つのことが考えられるでしょう。
● 切りくずの逃げ場がない
● 径が小さいためにチップブレーカーがうまく作動していない
詰まった切りくずは、材料の加工面を傷つけてしまったり、刃先の劣化スピードを早めてしまう原因に。
今回は内径加工時にできる切りくずの対策方法をご紹介します。
工具の寿命を伸ばし、加工精度を上げるためにぜひ参考にしてくださいね。
①こまめに切削作業を止める
一気に作業を進めることは、時間短縮のように思うかもしれません。
しかし一度に切削する範囲が広いと、その分排出される切りくずも増え、詰まる恐れが高まるもの。
止める・切削するを繰り返し、切りくずの出る量を調整する方法があります。
②回転速度をメーカー推奨に変える
回転速度が速すぎたり遅すぎたりするため、チップブレーカーが切りくずを処理できていないかもしれません。
回転速度以外にも送り量などの切削条件を見直してみましょう。