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切削加工中の加工不良|ビビリとは
コラム
切削加工中に生じる振動のことを「ビビリ」と言います。
ビビリには大きく分けて2つのパターンがあります。
● 強制ビビリ
● 自励(じれい)ビビリ
強制ビビリとは、機械本体や外からの振動が切削加工中の刃先に伝わることです。
自励ビビリは、刃先と材料が接触しているあたりが振動すること。
小さな振動でも機械に伝わることで、より大きな振動へと変化します。
ビビリが発生すると、仕上がり面に鱗模様のような削り跡が残るケースも。
刃先に強い負荷がかかっているため、工具の破損やチッピングも起きてしまうかもしれません。
機械自体も振動による負荷で、操作不良を起こす可能性もあります。
剛性の強い工具を使用したり、切削抵抗が小さくなるような条件に変えたりなどをして、ビビリの発生を抑えましょう。